刑法改正中間報告[政]1976.6.11
刑法改正中間報告[政]1976.6.11
1974年5月29日,法務省は〈改正刑法草案〉を公表したが,そこに含まれている重罰主義,処罰範囲の拡大,保安処分の新設等のため,各方面からきびしい批判を浴びた.そこで法務省はこれを直ちに国会に提出することができず,2年余の部内作業によって,草案中もっとも批判の強い点を中心に若干の手直しを加えた〈刑法全面改正についての検討結果〉を中間報告として公表した.しかしそれは,草案の本質的部分に手をふれたものでなかったので反対は強く,改正にはいたらなかった.〔参〕〈特集・刑法改正中間報告〉(法律時報1976年9月号〉.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。