全解連(全国部落解放運動連合会)[労]1976.3.15
全解連(全国部落解放運動連合会)[労]1976.3.15
1970年6月,部落差別のとらえ方の相違,〈政党支持の自由〉をめぐる選挙運動方針上の対立,共産党被除名者の扱いなどをめぐって部落解放同盟を脱退した旧同盟員らを中心として,部落解放同盟正常化全国連絡会議(正常化連〉が結成された.その後,’74年11月の〈八鹿(ようか)高校事件〉をきっかけに両者の亀裂はいっそう深まり,’76年3月15日,正常化連は〈全国部落解放運動連合会(全解連)〉という本格的な別組織に改組され,活動を強化した.〔参〕小松勝子ほか〈部落解放運動の新たな段階――正常化連が全解連に発展的改組〉(部落1976年5月号).⇒1975[社]9.21.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。