日経連賃金問題研究委報告[経]1976.1.26
日経連賃金問題研究委報告[経]1976.1.26
日経連は1974年の《大幅賃上げの行方研究委報告》に続く第2回報告として,この日《賃金問題研究委報告》を発表した.同報告は,予測生産性基準原理にもとづいて賃上げガイドラインは1ケタ台が精いっぱいと主張していた.これに対し,’76年3月30日に生産性本部が発表した《労使関係白書・1976年版》は〈財界と企業は’76年春の賃上げ率を最高7%に止めることを主張している〉と批判したため,日経連・経団連などの有力メンバーが生産性本部の役員を辞任するという問題がおこった.〔参〕《日本労働年鑑》47集.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。