日米共同声明・共同新聞発表［政］１９７５．８．２

   三木首相とフォード大統領による日米首脳会談は，８月５～６日の２日にわたってもたれ，５日夜には２人だけの会談が秘密裏に約４０分間行われた．会談終了後の８月６日には，〈共同声明〉と〈共同新聞発表〉が明らかにされたが，このうち〈共同新聞発表〉では，（１）韓国の安全は朝鮮半島の平和維持にとって緊要であり，朝鮮半島の平和維持は日本を含む東アジアの平和と安全にとって必要であること，（２）日本はアメリカの核抑止力が日本の安全にとって重要な寄与をもたらすと認識し，アメリカは核攻撃に対しても日本防衛を約束すること，（３）両国の防衛協力については安保協議委で協議すること，などが確認された．〔参〕〈特集・三木訪米の成果と日米関係展望〉（世界週報１９７５．８．２６）．

大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』（労働旬報社、1995年）に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。