法政大学大原社会問題研究所 オイサー・オルグ  OISR.ORG 総合案内

文字の大きさ

  • 標準
  • 拡大

背景色を変える

  • 白
  • 黒
  • 青

ホーム   >    研究活動・刊行物    >   デジタルライブラリー   >    『社会・労働運動大年表』解説編    >   ゼンセン同盟鐘紡労組除名[労]1975.4.8

ゼンセン同盟鐘紡労組除名[労]1975.4.8

ゼンセン同盟鐘紡労組除名[労]1975.4.8

   鐘紡労組は,ゼンセン同盟本部の方針に基づき,1975年2月26日から2万6935円,29.3%の賃上げを要求して賃金闘争にのぞんだが,3月3日の交渉で会社側より〈定昇は実施するが労働諸条件の改訂を1年間延期する,今後不況が深刻化しても解雇をおこなわない〉との〈賃上げか雇用か〉という逆提案を受けた.鐘紡労組は,4月7日の労使交渉でこの提案を原則的に認めることに合意し,組合大会(4月8~9日)で承認された.ゼンセン同盟は,4月10日の中央闘争委員会で,〈賃上げ1年延期受け入れは反労働者的行為である〉として鐘紡労組の行動を非難し,4月22日の緊急中央委員会で同労組の除名を決定した.その後,ゼンセン同盟は鐘紡労組民主化闘争を展開し,鐘紡労組と’78年6月14日に復帰同意書に調印し,鐘紡労組は11月1日付けでゼンセン同盟に復帰した.〔参〕《ゼンセン同盟史》8巻,1982.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

ページトップへ