野党4党最賃法案[政]1975.3.24
野党4党最賃法案[政]1975.3.24
’75年春闘では,労働4団体が全国一律最賃制で統一要求を提出した.それは,全国一律方式と協約拡張方式を主張する総評・中立労連と全国一律制は否定しないが,地域別最賃を重視する同盟との妥協の産物であった.1975年3月24日,社会・共産・公明・民社4野党が国会に提出した最賃共同法案は,4団体統一要求にもとづき,(1)全国一律最低賃金を最低賃金委員会(構成は労使各12人公益6人)で決定する,(2)これに上積みする地域別最低賃金を地方最低賃金委員会(構成は労使各7人公益4人)で決定する,(3)労働協約にもとづく産業別,職業別最低賃金の拡張適用を中央,地方で決定する,という内容であった.〔参〕週刊労働ニュース1975.3.31
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。