内ゲバ[文]1975.3.14
内ゲバ[文]1975.3.14
一般的には,警官などに対する暴力とは区別された内部ゲバルト(暴力)の意味で,政治的党派相互間における暴力行為をいうが,特に中核派や革マル派などに代表される過激派学生集団相互間の暴力的な内部抗争をいう.内ゲバは1969年から’80年までに1891件発生し,80人が死亡,4496人が重軽傷を負ったといわれている.特に,’75年に中核派書記長の本多延嘉が革マル派によって殺害されて以降,内ゲバは個人的憎悪に満ちた殺し合いの様相を深めていった.〔参〕立花隆《中核vs革マル》1983.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。