雇用調整[社]1975.1.10
雇用調整[社]1975.1.10
1973年秋の石油危機以来,日本経済は高度経済成長から低成長経済へ転換し,’74年に入ると不況が深刻化し始めた.雇用情勢は’75年下期に急速に悪化し,製造業では景気〈底入れ〉期の’75年1月から3月にかけて雇用調整の実施がピークに達した.雇用調整策は,’74年上期の残業規制や中途採用削減・停止から,’75年上期にはそれらに加え配転・出向,一時帰休,臨時・パートの再契約停止などへと拡大した.〔参〕全日本能率連盟人間能力開発センター《50年不況下における企業の過剰労働力とその対応》1976.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。