サリドマイド訴訟和解[文]1974.10.13
サリドマイド訴訟和解[文]1974.10.13
1965年11月の東京地裁への提訴以来満9年の間に34回にわたった準備手続,68回に及んだ口頭弁論期日,最終段階での10ヵ月間に50回を重ねた和解交渉を経て,全国サリドマイド訴訟統一原告団(全国8地裁62家族の原告)と被告国及び大日本製薬との間で,和解のための確認書が調印された.これにより,被告側は,サリドマイドと原告被害児の障害との因果関係を認め,厚生大臣は薬務行政所管官庁として,大日本製薬は医薬品製造業者として,それぞれ責任を認め,損害賠償として各被害児に2500~3700万円,各父母に300万円を支払うことになり,和解が成立.〔参〕全国サリドマイド訴訟統一原告団《サリドマイド裁判》1~4.1976.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。