仏社会党の社会計画[国]1974.9.末
仏社会党の社会計画[国]1974.9.末
フランス社会党などの自主管理社会主義の理念をまとめた文書.1974年5月の大統領選挙において,ミッテランを担いでジスカールデスタンを僅差に追いつめた社会党は,選挙で共闘した統一社会党やCFDTに属する非共産党活動家勢力の吸収による党勢拡大を目ざして意志統一の文書を必要としていた.10月には社会計画をもとに,社会主義全国会議が開催され,これを機に社会党は左派への拡大を実現した.だが,これに刺激された共産党は社会党攻撃を強め,’75年11月まで社共関係の悪化時代を迎えることになる.〔参〕葉山滉《自主管理と社会主義》1976.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。