浜田精機争議[労]1974.7.25
浜田精機争議[労]1974.7.25
1970年前後,中小印刷機製造業は貿易自由化による輸入増加と三菱資本の印刷機生産への参入で倒産が続出した.’74年7月に工場閉鎖・全員解雇を通告された全金浜田精機の労働者が自主生産を維持し,三菱資本と対決して勝利した争議.同労組は印刷機械共闘や争議団共闘,地域共闘の中核として政府・財界の責任を追及.’79年11月2日,工場建設基金・退職金など35億円を獲得して終結.’80年5月組合員による新会社を設立した.〔参〕矢吹昭三《首都東京の労働組合運動》1971.働く仲間の工場祭実行委員会編《あっしらの汗輝いてます――自主生産・たたかいの現実と展開》1984.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。