法政大学大原社会問題研究所 オイサー・オルグ  OISR.ORG 総合案内

文字の大きさ

  • 標準
  • 拡大

背景色を変える

  • 白
  • 黒
  • 青

ホーム   >    研究活動・刊行物    >   デジタルライブラリー   >    『社会・労働運動大年表』解説編    >   家永教科書裁判(第1次訴訟)判決[政]1974.7.16

家永教科書裁判(第1次訴訟)判決[政]1974.7.16

家永教科書裁判(第1次訴訟)判決[政]1974.7.16

   この日の判決で東京地裁の高津環裁判長は,国家の教育権を認めて教科書検定制度を合憲としつつ,〈文部省の検定基準に照らしても一部に不当な点が認められる〉として,国側に10万円の損害賠償の支払いを命じた.’70年7月17日の〈杉本判決〉と基本的に対立するこの判決は,〈高津判決〉といわれる.この判決に対して,実質的に敗訴した家永教授は7月26日に,賠償支払い命令を不服とする文部省側は7月30日に,ともに東京高裁に控訴,’86年3月19日,東京高裁で検定を合憲とする原告側全面敗訴判決が出された.〔参〕《戦後日本教育判例大系・1》1984.⇒1970[政]7.17,1984[文]1.19.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

ページトップへ