全金日本ロール争議[労]1973.12.28
全金日本ロール争議[労]1973.12.28
日本ロール製造株式会社に労働組合が結成されたのは1962年10月であった.組合は全金に加盟し,低賃金と労働条件の改善に立ち上がった.しかし,職制を中心に第2組合が結成され,’63年2月には会社は33人の活動家に解雇処分を行った.その後,第1組合の運動には暴力団による抑圧が繰り返されたが,第1組合は,全金,地区労,東京地評などの支援や,東京地裁,都労委での活動を通して,’71年9月16日に全員解雇撤回をかちとった.しかし,会社は手続不備を理由に再び全員を解雇.その後,’73年12月28日11年ぶりに第1組合員91人が原職復帰をかちとり,翌,’74年1月21日に職場に復帰した.〔参〕全金日本ロール編《もえひろがれ葛西の火》1969.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。