タイ10月学生革命[国]1973.10.14
タイ10月学生革命[国]1973.10.14
米軍の南ベトナム撤退に始まるインドシナ情勢の流動化のなかで,親米・反共を旗印とするタノム首相の独裁的な政権に対する反対運動が高まった.1973年10月,恒久憲法の早期制定を要求する学生のデモ隊が軍・警官隊と衝突,14日に国王はタノム内閣の総辞職と新首相サンヤーの任命を発表した.国軍は動かずタノムらは国外亡命した.革命はタイに自由化と民主化の時代を開いたが政情はなお安定しなかった.〔参)荻原弘明ほか《東南アジア現代史・IV》1983.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。