第33回総選挙[政]1972.12.10
第33回総選挙[政]1972.12.10
第33回総選挙は日中国交正常化の評価,田中内閣の列島改造論の是非をめぐってたたかわれた.また,田中首相の政治姿勢も重要な争点となった.選挙結果は,自民271,社会118,共産38,公明29,民社19,無所属14,であり,保守・中道の後退,革新の躍進がみられた.特に言論・出版妨害問題や創・公分離などもあって,公明党はふるわず,共産党は議席を3倍近く増加させて公明・民社両党を抜き,一気に野党第2党に躍進した.〔参〕杣正夫編著《国民の選択/1972年総選挙の分析》1974.⇒1969[政]12.27,1976[政]12.5.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。