豪,ウィットラム政権[国]1972.12.2
豪,ウィットラム政権[国]1972.12.2
労働党は12月2日の総選挙で大勝し,12月5日,党首ウィットラムはハスラック総督の指名を得て組閣した.ウィットラム第1次内閣は,彼と副党首バーナードの2人だけで26の閣僚ポストを占めるという前代未聞のもので,12月19日に第2次内閣が成立するまでの2週間で立法措置を必要としない改革を矢継ぎ早に実行していった.ウィットラム内閣初期の〈100日間の改革〉で,中国承認,平和時における徴兵廃止・教育に関する連邦政府の援助拡大,大学の学費および入学金の撤廃,国民医療保障制度など,労働党の公約が実施された.〔参〕B・マッキンレイ《オーストラリア労働党の歴史》1986.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。