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被爆2世問題研究結果[文]1972.10.6

被爆2世問題研究結果[文]1972.10.6

   ABCC(原爆傷害調査委員会.1974年放射線影響研究所に改組)の臨床グループがこの日,日本放射線影響学会で〈被爆2世は性染色体異常が多い〉と発表し,放射線の遺伝的影響を否定してきた従来のABCCの見解をくつがえした.しかし一般的には,被爆2世に対する放射線の遺伝的影響を統計的に証明することは困難とされており,’77年NGOの被爆問題シンポでは,〈遺伝的影響を過大評価することは被爆者とその子孫にいっそうの差別を招く一方,いかなる過小評価も核兵器推進者の論議に利用されることになる〉と慎重な報告がなされた.〔参〕原爆体験を伝える会編《原爆から原発まで・下》1976.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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