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米軍戦車輸送阻止闘争[社]1972.8.5

米軍戦車輸送阻止闘争[社]1972.8.5

   8月4日深夜,相模原市の米軍相模補給廠からトレーラーで搬出された米軍戦車M48は,8月5日午前零時すぎ横浜港米軍専用埠頭(ノースピア)入口の村雨橋際で,社共両党と労組によるピケに阻止され,約50時間立往生した後6日午後11時40分,相模補給廠に引きあげた.この闘争は,4月1日に車両制限令が〈届出制〉から〈許可制〉に変わったにもかかわらず,重量オーバーの戦車搬送許可をとらなかった米軍に飛鳥田横浜市長が抵抗の姿勢を示したものであり,日米安保条約にもとづく米軍の行動に初めてストップをかける画期的なものとなった.しかし,10月17日米軍車両をフリーパスとする〈車両制限令の一部改正〉が行われ,11月8日から搬送が再開されストップした車両のほとんどは南ベトナムに搬送された.〔参〕〈特集・戦車輸送と対決する論理〉《朝日ジャーナル》1972年8月25日号..




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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