法政大学大原社会問題研究所 オイサー・オルグ  OISR.ORG 総合案内

文字の大きさ

  • 標準
  • 拡大

背景色を変える

  • 白
  • 黒
  • 青

ホーム   >    研究活動・刊行物    >   デジタルライブラリー   >    『社会・労働運動大年表』解説編    >   日照権・通風権判決[政]1972.6.27

日照権・通風権判決[政]1972.6.27

日照権・通風権判決[政]1972.6.27

   この日,最高裁第3小法廷(関根小郷裁判長)は,〈隣家の違法な建築で日当りや通風が悪くなり生活妨害を受けた〉として世田谷区の住民が隣人を訴えていた日照権訴訟で,20万円の損害賠償支払いを命じた二審判決を支持し,被告側の上告を棄却した.日照や通風は快適で健康的な生活に必要な生活利益であり,その妨害が隣人に迷惑を与える点では騒音などと大差ないとしたこの判決は,最高裁が日照権や通風権を法的保護に値する〈権利〉と認めた初の判決として注目された.〔参〕五十嵐敬喜《日照権の理論と裁判》1980.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

ページトップへ