スミソニアン体制[国]1971.12.17
スミソニアン体制[国]1971.12.17
1971年8月のニクソン・ショックによりIMF体制は崩壊し,世界経済は変動相場制の時代となった.しかし,国際経済の取引にとって変動相場制は不都合であり,固定相場制の復帰が望まれた.そのために平価体系の全面的変更が要請され,長期の通貨交渉の結果,’71年12月17~18日の10ヵ国蔵相会議でようやく合意が達成された.その会議の場所がワシントンのスミソニアン博物館であったことから,スミソニアン体制とよばれる.〔参〕小野朝男《国際通貨体制》1976.⇒1971[経]12.19.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。