司法の独立と民主主義を守る国民連絡会議[社]1971.9.11
司法の独立と民主主義を守る国民連絡会議[社]1971.9.11
1969年の平賀書簡問題以後,司法の独立の危機が問題になってきたが,’71年3月に宮本判事補が再任を拒否されたことから,一気に重大な局面を迎えた.6月22日,我妻栄・大江健三郎ら154人が再任・新任拒否の撤回を求める声明を発表し,司法の独立擁護のための国民運動の展開をよびかけたのに応えて,9月11日,成田社会党・野坂共産党両党首ら16人がよびかけて〈司法の独立と日本の民主主義を考える国民の集い〉が実現,この場で同会議の発足が決められた.同会議は’72年3月の裁判官再・新任時までに,不当差別反対の要請署名を46万人分集約,最高裁に提出するなどの活動にとりくんだ.〔参〕《東京弁護士会百年史》1980.⇒1971[政]3.31.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。