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ドル・ショック[経]1971.8.16

ドル・ショック[経]1971.8.16

   1971年8月15日のニクソン米大統領によるドル=金交換停止などを含む新経済政策発表は,日本経済に衝撃を与え,8月16日の株式市場は史上最大の暴落を記録した.日銀当局は欧州の外為市場が閉鎖されるなかで1ドル=360円を守るためドル買い支えを続け,28日に変動相場制に移行するまでに40億ドルを抱え込んだ.さらに政府は9月23日に中小企業への緊急救済対策,10月12日には国債増発による景気浮揚対策などを実施した.これらは,急激なインフレと財政危機への発端となった.〔参〕柏木雄介《激動期の通貨外交》1972.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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