沖縄ゼネスト[労]1971.5.19
沖縄ゼネスト[労]1971.5.19
沖縄の革新陣営は,県民不在の日米交渉に抗議し,〈日米共同声明路線の返還協定粉砕,完全復帰〉を要求して,午前零時から24時間ゼネストに突入した.教職員会・全軍労・マスコミ労協など54単組約5万4千人が24時間ストを実施したほか,7単組2千人が時限スト,官公労など6単組5千人が年休行使で参加した.このストで公立の小・中・高校429校全部が休校となったほか,那覇市でバスの4分の3がストップ,那覇市役所をはじめ各市町村役場の窓口が締まった.同日の県民総決起大会には,那覇5万人,宮古5千人,八重山5千人が結集,右翼や米兵と衝突するなど怒りと抗議の声が沖縄を包んだ.〔参〕中野好夫ほか《沖縄戦後史》1976.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。