日本製紙争議[労]1970.12.25
日本製紙争議[労]1970.12.25
組合つぶしの〈会社解散〉に反対し,産業別共闘と地域ぐるみ闘争で背景資本と対決した争議.日本製紙は1963年会社更生法適用後も順調に業績を回復していたが,住友銀行と大昭和製紙は,紙パ産業の再編と日製労組破壊をねらって,’70年12月25日〈会社解散・全員解雇〉を発表.組合は徹底した大衆討議と労働者の多面的要求や政治課題も追求,最後まで100人が団結して背景資本とたたかい,自主経営資金を獲得して終結した.〔参〕日本製紙労組編《争議組合物語――828日の日本製紙争議》1974.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。