公害対策基本法改正[政]1970.12.18
公害対策基本法改正[政]1970.12.18
〈公害国会〉とよばれる第64臨時国会では1967年に制定された公害対策基本法の改正をはじめとする合計14の法律が改正・制定され,わが国の公害対策の法体系が整備された.これにより,公害対策基本法から経済調和条項が削除され,公害対策に取り組む国の基本姿勢を明確にし,土壌汚染の典型公害への追加,廃棄物処理と自然環境保護を含む環境保全行政の推進,直罰の導入による規制の強化,公害罪の創設,公害防止事業への事業者の費用負担義務の具体化等が整備された.これらは,環境基本法に受けつがれた.〔参〕《公害白書・昭和46年》.⇒1993[政]11.12.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。