光化学スモッグ[文]1970.7.18
光化学スモッグ[文]1970.7.18
1970年夏,東京など大都市近郊で光化学スモッグが頻発した.これは,窒素酸化物(主としてNOとNO2(2はフォントを小さく))が,自動車等から排出される炭化水素と太陽光線を受けて光化学反応をおこしてオキシダントを発生し,これが複雑に作用しあって,人の健康被害や植物の被害を生じさせたものである.自動車や工場など発生源の増大に伴い,窒素酸化物もさらに増加するので,大気の主要な汚染物質として規制の強化が求められた.〔参〕鈴木伸編《大気環境の科学・1》1979.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。