心身障害者対策基本法[政]1970.5.21
心身障害者対策基本法[政]1970.5.21
この法律は,各省の身障者対策を一本にまとめようとのねらいで議員立法として提案され,5月1日に成立,5月21日に公布・施行された.主な内容は,(1)個人の尊厳とこれにふさわしい処置を保障される権利をもつこと,(2)国と自治体は負担軽減と自立促進のために税制上の措置や公共施設使用料の減免などの施策をとること,(3)国・自治体は早期発見・早期治療に努め,医療,年金,住宅などの面での福祉対策を行うこと,(4)総理府に中央心身障害者対策協議会を置き,都道府県と指定都市に地方心身障害者対策協議会を置くこと,などである.〔参〕小川政亮編《社会保障法を学ぶ――制度と運用の問題点〉1983.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。