第32回総選挙[政]1969.12.27
第32回総選挙[政]1969.12.27
〈沖縄・安保総選挙〉と呼ばれたように,外交政策を軸に’70年代日本の選択が争点であった.また,高度成長の歪みを反映した公害問題や大学問題も重要な争点となった.選挙結果は,自民288,社会90,公明47,民社31,共産14,無所属16.自民党は無所属からの12議席を加え,結局300議席の大台に乗せた.それに対して社会党は大敗を喫し,議席は左右統一以来初めて2桁台に転落した.公明・共産は議席を伸ばし,全体として衆院の多党化傾向が強まった.〔参〕杣正夫編《日本の総選挙1969年》1970.⇒1967[政]1.29,1972[政]12.10.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。