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西独,9月ストライキ[国]1969.9.2

西独,9月ストライキ[国]1969.9.2

   1966年に成立した〈大連合〉政権は,シラー経済相(社会民主党)の〈総合的誘導〉のための一機関として政労使三者の〈協調行動〉を制度化した.組合がこれに参加して低額で長期の協約を容認したため,組合中央の〈協調行動〉=所得政策への従属に対する反発が9月ストとなった.69経営約14万人の労働者と約7千人の地方公務員が参加し,鉄鋼・石炭・金属・造船・地方公共部門など各地の多くの業種に波及した.ストは職場委員・経営評議会委員に指導されて実効賃金の引き上げに成功するとともに,協約交渉の繰り上げ実施や協約賃金の引き上げにも寄与した.また,’70年代における運動高揚の一契機となった.〔参〕島崎晴哉〈1969年9月闘争と共同決定〉(《現代の労働組合運動・1集》1971).




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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