吹田事件判決[政]1968.7.25
吹田事件判決[政]1968.7.25
大阪高裁は一審の騒擾罪不成立を維持し,騒擾罪の全員無罪が確定した.判決は検察官の主張を斥け,共同意思の安易な評価を戒めた.しかし,二審判決は控訴された被告47人中46人について,吹田操車場構内デモが威力業務妨害罪にあたると認定した.この有罪判決に対し被告団長や実刑被告ら4人が上告したが,最高裁第一小法廷は1972年3月17日これを棄却した.〔参〕石川元也《吹田事件と大衆的裁判闘争》1979.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。