第8回参院選[政]1968.7.7
第8回参院選[政]1968.7.7
第8回参院選は,大学紛争,原潜・原子力空母寄港反対運動などが激化する情勢のもとで実施された.争点は,物価問題とともに安保・基地などの外交問題であった.選挙結果は,自民69,社会28,公明13,民社7,共産4,無所属5,であった.全体としては,社会党の後退と公・民・共3党の増大と特徴づけることができ,多党化傾向はいっそう進んだ.一方,石原慎太郎や青島幸男などこの選挙で初めて立候補したタレント候補の大量得票は,全国区の人気投票化を思わせるものがあり,参院全国区のあり方に問題をなげかけた.〔参〕杣正夫編《国政選挙と政党政治》1977.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。