大気汚染防止法・騒音規制法[政]1968.6.10
大気汚染防止法・騒音規制法[政]1968.6.10
大気汚染問題の深刻化と騒音問題の全国的な社会問題化に対応して,1967年8月の公害対策基本法の公布に引き続いて,〈ばい煙の排出の規制等に関する法律〉を全面的に改正した〈大気汚染防止法〉と,〈騒音規制法〉が公布された.この大気汚染防止法により,予防的観点からの規制地域の指定,排出基準設定方式の合理化,知事のばい煙量減少措置勧告権,自動車排出ガスの規制強化等が定められた.また,騒音規制法により工場事業場騒音と建設騒音を規制することとなった.しかし,航空機騒音,新幹線騒音等の問題は依然として残り,数度の改正が行われた.〔参)《特集・公害》ジュリスト臨時増刊1970年8月10日号.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。