金プール解体[国]1968.3.16
金プール解体[国]1968.3.16
たび重なるドル防衛策にもかかわらずアメリカの国際収支の赤字はおさまらず,1967年から68年にかけて急激な金価格高騰という現象が起きた.アメリカを中心とする先進資本主義諸国はそうした事態のために金プールを結成していたが,この時期のゴールド・ラッシュはすさまじく,金プールは崩壊せざるをえなかった.これ以降,金の公定価格と自由市場価格の並存という,金の二重価格制の時代に突入した.〔参〕牧野純夫《円・ドル・ポンド・第2版〉1969.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。