法政大学大原社会問題研究所 オイサー・オルグ  OISR.ORG 総合案内

文字の大きさ

  • 標準
  • 拡大

背景色を変える

  • 白
  • 黒
  • 青

ホーム   >    研究活動・刊行物    >   デジタルライブラリー   >    『社会・労働運動大年表』解説編    >   王子野戦病院設置反対運動[社]1968.3.3

王子野戦病院設置反対運動[社]1968.3.3

王子野戦病院設置反対運動[社]1968.3.3

   東京・北区の米陸軍王子キャンプ内への野戦病院設置に反対する運動は,地元住民を中心に1966年以来続けられてきたが,’68年2月20日の北区労連主催の集会を契機に4月15日まで,反日共系全学連が9度にわたり激しいデモや基地突入を繰り返して警官隊と衝突,死者1人,延べ613人の逮捕者を出すなどして全国的関心を集めるものとなった.一方,地元では町会・商店会や主婦・高校生なども参加する地域ぐるみの反対運動が展開され,美濃部都知事が米軍に移転を陳情したことから,政府も東京・多摩町への移転を検討することを約束せざるをえなくなった.在日米軍は,3月18日,開院を強行したが,’69年末には閉鎖された.〔参〕《日本労働年鑑》38集.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

ページトップへ