デトロイト人種暴動[国]1967.7.12
デトロイト人種暴動[国]1967.7.12
1964~65年の公民権諸法の制定後も黒人に対する人種的偏見,雇用・住居・教育における差別や白人警官の乱暴などはなくならず,毎年〈長い暑い夏〉には各地で黒人暴動が発生していたが,’67年夏の暴動はこれまで最も激しいものになった.デトロイトでは酒場への警官の手入れをきっかけに7月23日から始まり,死者43人,負傷者1千人以上,逮捕者7千人以上を出し,損害額5千万ドル以上に及んだ.連邦軍の出動で騒乱はやっと鎮まった.〔参〕猿谷要《アメリカ黒人解放史》1968.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。