国鉄5万人合理化案[経]1967.3.31
国鉄5万人合理化案[経]1967.3.31
輸送力増強と経営改善を迫られた国鉄当局は,貨客列車のスピードアップと増発により増収をはかる一方,人件費増加の抑制をはかった.そして,’65年度以降,第3次長期計画を実施に移した.その一環として,1968年の白紙ダイヤ改正,9万キロの列車増発に伴い必要となる3万人,調停による労働時間短縮で必要となる2万人,合計5万人を合理化で捻出しようとした.そのために,乗務定員の削減,保守方式変更,外注委託などの方法が採用された.〔参〕《国鉄労働組合40年史》1986.⇒1965[経]3.26,1968[労]2.19,1980[政]2.19.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。