原爆被爆者実態調査[文]1967.2.4
原爆被爆者実態調査[文]1967.2.4
厚生省は1965年11月,全被爆者を対象とする初の〈原爆被爆者実態調査〉を行ない,’67年2月4日に基本調査の結果が,11月1日に健康,生活調査の最終結果が発表された.基本調査では,’65年秋当時の生存被爆者は,同省の推定を2万5千人も上回って29万8500人にのぼることが確認されるとともに,就職や結婚にあたって不当な差別を受けているものが相当数いることが明らかにされた.これに対し,広島市や被団協などからは,実態のとらえ方が不完全だなどの批判が表明された.〔参〕厚生省編《厚生白書》1968.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。