交通戦争[文]1966.12.16
交通戦争[文]1966.12.16
1966年の交通事故死亡者数は12月16日に1万3319人となり,それまで最高だった’64年の年間1万3318人を突破,日清戦争の死者8395人を上回るところから〈交通戦争〉という新語が生まれた.交通事故の死傷者はその後も増え続け,70年には死者1万6765人,負傷者100万人という最悪の状態を迎えた.これをピークに減少傾向に転じたものの,’80年代になり,バイク事故の増大などを背景に,減少傾向にブレーキがかかっている.〔参〕交通事故をなくす会《交通戦争を告発する》1970.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。