西独,大連合政権[国]1966.11.30
西独,大連合政権[国]1966.11.30
W・ブラントを党首とする社会民主党(SPD)は,国政レベルでのキリスト教民主・社会同盟(CDU-CSU)との大連合政権形成に踏み切り,12月1日,キージンガー内閣が成立した.SPDは外相など9閣僚のポスト(総数19)を得たが,連邦議会の9割以上を与党とする超多数派内閣であり,議会制民主主義の危機,SPDの堕落という批判も出された.しかし,この試みにより,SPDは平和と安定をめざす統治能力ある党であるという印象が国民に広まった.〔参〕佐瀬昌盛《戦後ドイツ社会民主党史》1975.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。