法政大学大原社会問題研究所 オイサー・オルグ  OISR.ORG 総合案内

文字の大きさ

  • 標準
  • 拡大

背景色を変える

  • 白
  • 黒
  • 青

ホーム   >    研究活動・刊行物    >   デジタルライブラリー   >    『社会・労働運動大年表』解説編    >   期待される人間像[文]1966.10.31

期待される人間像[文]1966.10.31

期待される人間像[文]1966.10.31

   中教審答申〈後期中等教育に関する拡充整備について〉の〈別記〉として発表されたもの.1965年1月11日に中間草案が発表され,教研全国集会開催中の日教組・日高教は,その内容だけでなく,作成・発表の手続が民主主義に反すると批判.若干修正のうえこの日に正式発表.’60年代に政府・財界は国づくりの基礎として〈人づくり〉の必要を力説,防衛庁も’62年4月の〈学校教育に関する要望〉で青少年に〈正しい国民的自覚〉を求めていた.期待される人間像では正しい愛国心をもつこと,天皇への敬愛は日本国への敬愛に通ずることなどがあげられていた.なお,本答申の方では,技能学科の増設や家政高校の設置など高校の多様化が提唱された.〔参〕宗像・野村・宮之原編《教育黒書》1968.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

ページトップへ