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沖縄裁判移送撤回闘争[社]1966.6.28

沖縄裁判移送撤回闘争[社]1966.6.28

   ワトソン高等弁務官は,琉球上訴裁判所で審議中の2つの民事事件(友利事件とサンマ事件)の米民政府裁判所への移送を命令し,上訴裁判所はこれに従った.この2つの裁判では米民政府布令の効力が問題とされていたが,これに対し下級裁判所全判事の批判声明発表や立法院の抗議決議採択を始め,各市町村議会でも同様の動きが広がり,教職員会等28団体による県民共闘会議が結成されるなど〈島ぐるみ闘争〉が展開された.結局,移送命令は撤回されなかったが,9月に同高等弁務官の更迭が発表され,12月2日米民政府裁判所が友利氏の立法院議員当選を認め,さらに沖縄の裁判所にも部分的には布令審査権を認める判決を下した.〔参〕中野好夫・新崎盛暉《沖縄戦後史》1976.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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