海員組合リコール運動[労]1966.4.15
海員組合リコール運動[労]1966.4.15
1965年11月27日から’66年1月30日の海員組合史上最大の争議ののち,その収拾方法への不満を契機として,和田春生副組合長・金子正輝汽船部長に対してリコール運動(代表責任者堀次清治)が発生した.リコール運動は組合規約第117条に基づいて4月15日から始められ,最終的には1万2000の署名が集められた.海員組合中執委は5月11日,リコール運動は組合規約に定める要件を満たしたものとは認められず,反組織的行動であるとの見解を発表,即時中止を求めた.なお,10月の大会では,和田副組合長は再選されたものの,金子汽船部長は選出されなかった.〔参〕沼田稲次郎・笹木弘編《海員争議と海員組合》1972.⇒1965[労]11.2.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。