法政大学大原社会問題研究所 オイサー・オルグ  OISR.ORG 総合案内

文字の大きさ

  • 標準
  • 拡大

背景色を変える

  • 白
  • 黒
  • 青

ホーム   >    研究活動・刊行物    >   デジタルライブラリー   >    『社会・労働運動大年表』解説編    >   山陽特殊製鋼倒産[経]1965.3.6

山陽特殊製鋼倒産[経]1965.3.6

山陽特殊製鋼倒産[経]1965.3.6

   1964年末からの不況のなかで,日本特殊鋼(’64年12月),サンウェーブ(同月)など大企業の倒産が相ついだが,’65年3月6日には資本金73億8千万円の山陽特殊製鋼が会社更生法の適用を申請し,倒産した.会社更生法の適用は同月23日に認可された.負債総額が約500億円にのぼる戦後これまで最大のこの企業倒産が関連中小企業,とりわけ下請企業や従業員(約3800人)に与えた打撃は大きく,高度経済成長のかげりを示すものであった.この事件をきっかけとして会社更生法の問題点が広く論じられ,中小企業の債権の優遇などを盛り込んだ同法の大幅改正(’67年7月)につながった.〔参〕毎日新聞社編《再起――山陽特殊製鋼苦闘の15年》1980.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

ページトップへ