米,1964年公民権法[国]1964.7.2
米,1964年公民権法[国]1964.7.2
1960年代初め以来の黒人差別撤廃運動の高まりのなかでケネディ大統領が提案し,制定された包括的な法律で,選挙の投票,公衆・公共施設の利用,公教育,雇用の分野で黒人にも白人との同権と機会均等を保障しようとした.これらの平等な権利保障を実現するために,司法長官に連邦裁判所への提訴権を与え,連邦政府援助の活動・事業における差別を禁止し,調査や斡旋を行う公民権委員会の拡大と平等雇用機会委員会の設置を定めている.〔参〕藤倉皓一郎〈1964年公民権法〉(アメリカ学会訳編《原典アメリカ史》7巻),1982.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。