64春闘[労]1964.4.16
64春闘[労]1964.4.16
IMF8条国移行のもと,重化学工業労組を先頭に,公労協半日ストを配置し大幅賃上げを目指した春闘.太田議長の青年よハッスルせよに始まり,3月27日に全国一律最賃制確立統一スト,4月10日に67万人が統一ストに参加した.だが公労協の4・17スト計画に対し,共産党は突如4・8声明を出し,以後スト中止を呼びかけた.4月16日の池田・太田会談で17日のストは中止されたが,以後,公労協各組合で除名など統制処分が相ついだ.また公労協関係で格差回答が生じたことから,全電通などの総評批判が強まった.’64年春闘妥結結果は,労働省調べで民間3305円,12.4%と前年を大きく上回った.〔参〕太田薫《闘いのなかで――労働運動25年》1971.上妻美章《春闘》1976.⇒1964[労]6.1,1964[政]7.15,1964[労]7.20.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。