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DGB,デュッセルドルフ綱領[国]1963.11.21

DGB,デュッセルドルフ綱領[国]1963.11.21

   社会民主党がゴーデスベルク綱領(1959年)を採択して階級政党から国民政党へ転換したのに伴い,DGB(労働組合総同盟)も創立時の綱領(’49年)を改正することが必至となった.この基本綱領では,旧綱領の3本柱であった公有化,計画経済,共同決定のうち,前二者は後景に退き,共同決定の拡大が最重要戦略に位置づけられている.市場経済の原則は基本的に前提とされ,国家による構造政策が主張されているものの,内容は財政・金融政策が中心であって私企業への直接的なコントロールを意図するものではなかった.また,労働組合を現体制の秩序要因の一つとみなす考え方が強まった.〔参〕戸塚秀夫・徳永重良編《現代労働問題》1977.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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