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白鳥事件上告棄却[政]1963.10.17

白鳥事件上告棄却[政]1963.10.17

   主な証拠である関係者3人の供述は伝聞が多く,問題が多いとされた.物証も白鳥警部の死体からの1発と射撃訓練の山中から発見したとされる2発の弾丸だけで,後者は腐食状況や旋条痕から偽造された証拠との疑いがもたれた.一審札幌地裁の無期懲役の判決(1957年5月7日)は,二審札幌高裁の判決(’60年6月9日)で懲役20年に変更された.この日,最高裁第一小法廷の上告棄却判決で,村上国治の有罪が確定した.村上は網走刑務所に収容されたが,再審裁判を求める運動の過程で,’69年11月14日仮釈放で出獄した.〔参〕山田清三郎《白鳥事件研究》1977.⇒1952[政]1.21.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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