米,仕事と自由を求めるワシントン大行進[国]1963.8.28
米,仕事と自由を求めるワシントン大行進[国]1963.8.28
奴隷解放宣言から100年目にあたる1963年に米国の人種差別撤廃運動は全国的に高まったが,その頂点となった大規模なデモ行進.労働組合,公民権団体,宗教団体や市民グループなど白人を含む約20万人の幅広い市民が参加し,非暴力直接行動という新たな闘争形態のもとに全体の統一と団結を守った.行進とその後の集会では,黒人のおかれた現状が告発され,差別の即時撤廃に向けて黒人諸団体の団結,および労働組合や教会などの白人リベラルとの連帯がうたわれ,連邦議会で審議中の公民権法の充実と早期成立が要求された.〔参〕中島和子〈ワシントン大行進〉(アメリカ学会訳編《原典アメリカ史》7巻)1982.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。