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部分的核実験停止条約[国]1963.7.25

部分的核実験停止条約[国]1963.7.25

   世界の人々に核戦争の脅威を改めて感じさせたキューバ危機のあと,米英ソ3国は核停交渉を開始し,まずこの3国が部分核停条約(大気圏内・宇宙空間及び水中における核兵器実験を禁止する条約)に調印した.これは1955年のオーストリア国権回復条約以来8年ぶりの東西間条約としての意味をもち,冷戦から〈雪どけ〉への重要なステップとなった.しかし,地下核実験が禁止の対象とされず,その意味であくまで〈部分核停〉であり,前文にうたわれた全面的な軍縮への第一歩にはなりえなかった.条約はすべての国に開放されたが,核保有国のフランス・中国が加入せず,その面でも限界を示した.〔参〕前田寿《軍縮交渉史》1968




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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