法政大学大原社会問題研究所 オイサー・オルグ  OISR.ORG 総合案内

文字の大きさ

  • 標準
  • 拡大

背景色を変える

  • 白
  • 黒
  • 青

ホーム   >    研究活動・刊行物    >   デジタルライブラリー   >    『社会・労働運動大年表』解説編    >   狭山事件[文]1963.5.1

狭山事件[文]1963.5.1

狭山事件[文]1963.5.1

   この誘拐事件は〈吉展ちゃん誘拐事件〉が未解決のうちに起こり,しかもまた犯人を取り逃がしたため,警察の威信をかけての捜査が進んだ.5月23日石川一雄を別件で逮捕.6月17日保釈,その場で再逮捕されて女子高校生殺人を自白.裁判では一審死刑,二審無期懲役となり,最高裁の上告棄却に対する再審請求も却下された.この事件が社会的注目をあびたのは,1964年9月10日第二審開廷の日に石川が犯行を否認してからである.部落解放同盟は見込み捜査がつくりだした差別事件・差別裁判だとし,’69年頃から解放同盟を中心とする無罪釈放運動がつづけられた.’94年12月21日,石川は31年ぶりに仮釈放となった.〔参〕野間宏編《狭山裁判》上・下,1976.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

ページトップへ